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![]() ご報告が遅れて申し訳ありません。 2011年11月 3日(木)文化の日に行われた「第十三回文学フリマ」も無事に終了いたしました。 応援していただいたみなさま、当日お会いできたみなさま、ありがとうございました。 屋上キングダムとしての最後の参加である「日常キングダム」も大勢のみなさんにご購入いただき、ご用意した冊数は当日完売させていただきました。 あわせて、どうもありがとうございました。 そのような理由から今回、通信販売は行わないということになりましたが、今回手に入れられなかった読者の方から、どうしても購入したいという問い合わせもあり、現在増刷を検討しております。 詳しいことは順次この場でもお知らせできればと思っておりますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ![]() 無事に製本されて手元に届きました。 後藤グミさんが「さりげなく本棚において欲しい一冊」と言ってます。 みなさんもぜひぜひ会場で手にとってみてください、そしてよかったら買ってください。 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅) 屋上キングダム ブース 「エ-15」
天国ななおです。
屋上キングダムのメンバーとして、性懲りも無く(笑)短い小説を書かせていただきました。 今回は「日常」をテーマということで、あれこれ考えた結果、わたしは自分が若さをエネルギーにして頑張っていたあのころの日常を、思い出して書くことにしました。 なるべく当時実際に使っていた具体的なものの名前を思い出して、無理に細かい説明までつけてそこだけはリアルにすることを一番の目標に書いてます。 逆に、話の内容はとってもフィクションなのですが、モデルになってくれた彼女には、もちろん許可を取りました。 細かいエピソードは本当だったり違ったりといろいろ思ったそうですけれど、フィクションなのは本人が一番わかっているので、こころよくOKしてくれました。 やりとりしたメールの中の今の彼女の言葉で、グッときたところがあったので、これは無許可だけど引用させてもらいます。 彼女はプロのライターさんなので、内容に関してアドバイスをもらえたらというわたしからのお願いに、 > 小説のこと、とても客観的には判断できません……。 > でも、今の私があるのは間違いなく > あの頃があったからで、物語を紡ぐのはあの頃も、今も > ななおさんだと思っています。 小説のタイトルは彼女のこの言葉からつけました。 よかったら、読んでみてください。 ---------- 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅) 屋上キングダム ブース 「エ-15」
シャワーを浴びてユニットバスから出ると、タオルハンガーにバスタオルがない。
「おーい、ごめん、バスタオル取ってくれー」 といつものように叫んでから気がついた。 返事があるわけがない、彼女は今朝早くこの部屋を出て行ったんだから。 濡れた体のまま取りにいくわけにもいかないので、とりあえず洗面所にかけてある小さなタオルで体を拭いた。 小さなタオルを腰に巻いて鏡に映る自分がちょっとくたびれてる感じがする。 鏡を開けてヘアトニックを取り出すときに、歯ブラシが一本だけになっているのが否応無しに見えた。 これからは、しばらくこの感じが日常になるんだな。 とりあえずパンツを穿いて、脱いだものを洗濯することから始めよう。 ---------- 今年の秋の文学フリマは「日常キングダム」というテーマでお送りします。 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅) 屋上キングダム ブース 「エ-15」
昔の日常は今の日常ではないですものね。
ファミリーコンピュータにドラゴンクエストが登場したのが二十五年前だそうです。 それが今年、Wiiで再発されるなんて、すごい時代になりました。 ちなみに、最新のドラゴンクエストX(テン)はオンライン対応だそうです。 ふっかつのじゅもんがちがいます。と言われて、真夜中に涙した日常も夢のごとしです。 でも、チープな平面のドット絵で、テキストもひらがなだけで、音楽も少ない音数音色だったのに、なんであんなにはまって遊んでいたのでしょう。 きっとそこに、非日常があったからだったと思います。 ---------- 今年の秋の文学フリマは「日常キングダム」というテーマでお送りします。 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅) 屋上キングダム ブース 「エ-15」
ひとりで暮らしている日常から、結婚をするとふたりの日常になる。
子供が生まれれば、子供との日常になる。 自分ひとりでも生きていくのはいろいろ大変だけど、 子育ては同じくらい大変で、倍くらい楽しいこともあるから、 できれば永遠の親馬鹿でいられたら、と思う。 ---------- 今年の秋の文学フリマは「日常キングダム」というテーマでお送りします。 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅)
たとえばテレビのリモコンがいつも決まったところに置かれていれば、
チャンネルを変えたいとき、そこに反射的に手がのびる。 部屋のスイッチは必ずそこにあるから、 暗闇で見えなくても、手探りでオンにできる。 日常ってそういうことだ。 毎日繰り返されて当たり前になっていること。 でも、そこにあることが当たり前だと思っていたものが、 ある日突然無くなってしまうと、 僕らはどうしていいかわからなくなる。 リモコンがいつもの場所にない、見当たらない、チャンネルが変えられない。 スイッチはあるのだけれど、知らないあいだに電球が切れていて点かない。 毎日同じ時間の同じ車両に乗ってくるあの娘がいない。 いつも開いているパン屋さんが閉まっている。 何かが日常じゃなくなったらどうしたらいいんだろう。 リモコンがなければ、本体のボタンで変えればいい。 電球は、せっかくだからLEDにしてみる。 ひとつ前の電車に乗ってみよう。 たまにはおにぎり屋さんに寄ってみては。 変化してみるチャンスかもしれない。 ---------- 今年の秋の文学フリマは「日常キングダム」というテーマでお送りします。 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅)
屋上キングダムの第三弾。
今年の秋の文学フリマは「日常キングダム」というテーマでお送りします。 ---------- 「第十三回文学フリマ」 概要 日程:2011年11月 3日(木)文化の日 会場:東京流通センター 第二展示場E・Fホール (東京モノレール「流通センター」駅) 去る12/05(日)に開かれた文学フリマで販売した『喫茶キングダム』を、通信販売することになりました。購入方法は、下記参照のこと。 今度は文庫サイズ! 数量は、限定40部! 数に限りがあるので、お早めに! 40部完売のため、通信販売は終了いたしました。 <内容> 喫茶店にまつわる随筆、小説、短歌、ルポ <目次紹介> 【小説】ミックスジュース 仁尾智 【短歌】アーモンドオーレ 百田きりん 【随筆】コーヒー(あったか~い) あみー 【小説】ロイヤルミルクティ モーフ 【短歌】バタートースト 辻一郎 【小説】チョコレートバナナカフェ 沼尻つた子 【小説】ブレンドコーヒー 志井一 【ルポ】メイドのお絵描きオムライス 笹本奈緒 【小説】Today's Special 天国ななお デザイン/絵 後藤グミ 編集長 稲荷辺長太 <価格> 1冊500円+送料(80円:メール便で送付) ※支払いは、郵便振替のみです。 振込み手数料は、 購入者さまの負担となります。 ※複数冊ご購入の場合の送料は、 冊数によって変わります。 (メール返送時にお知らせします) <お申し込みメールアドレス> okujo-kingdom◎excite.co.jp (「◎」を「@」に変えてください) <お申し込み時のメール内容> [件名]「喫茶購入希望」としてください。 [本文]下記のフォーマットにしたがって、必要事項を記載ください。 1.お名前 2.郵便番号/ご住所 3.希望冊子数 4.帯色(赤/白) ※帯色は白20/赤20となっています。 いずれかの色が先になくなってしまったときは、 他の色となります。ご了承ください。 (帯の色が違うだけで、本の内容は同じです) <お申し込み後の流れ> お申し込み確認後、確認メールを返信させていただき、 3~4日以内に冊子を発送いたします。 (メール便なので、発送→到着までで、3~4日程度かかることもあります。 また、通販部の事情によっては、発送が少し遅れることがあります。 その際は個別にご連絡させていただきます。) 発送物に振込み用紙が同梱されていますので、 その用紙で郵便局から代金をお振込みください。
文学フリマに来られなかったあなた、来られたのにうっかり買い逃したあなた、購入した人の感想を聞いてほしくなったあなたに朗報です。
昨年と同様、『喫茶キングダム』も通信販売を行う予定で、現在準備中です。 準備ができ次第、また告知しますので、今しばらくお待ちください。 お楽しみに! ![]() 第十一回文学フリマにご来場いただいたみなさま、そして「屋上キングダム」ブースにお立ち寄りいただいたみなさま、「喫茶キングダム」をご購入いただいたみなさま、どうもありがとうございました。 「前回の『屋上キングダム』を読んでよかったので」 「サンプルを見て買いにきました」 「『僕たちだけがおもしろい』のファンなんです」 「素敵なデザインですねー」 などなど、知り合い以外のみなさまとも、当日いろいろお話もできましたし、ご購入もいただきました。 もちろん、お友達や知り合いのみなさまにも、たくさん買っていただきました、どうもありがとうございました。 一緒に販売させていただいた、電子書籍「期間限定短詩系女子マガジンguca 1」や、仁尾智さんの「ストライプ」もご購入いただき、たいへん感謝しております。 現在、会場に来られなかった方でもご希望があれば購入できるよう、通販の検討をしております、こちらも後ほどご案内させていただきます、どうぞよろしくお願いいたします。 屋上キングダム 編集長 稲荷辺長太 発行者 あみー 稲荷辺長太 後藤グミ 笹本奈緒 志井一 辻一郎 天国ななお 仁尾智 沼尻つた子 モーフ 百田きりん ![]() twitterの「#BookSpy」を知ってから http://togetter.com/li/72590 電車で本をひらいてる人が気になってしかたがない。 私も諜報活動、してみたい。 でも、大抵の人はケータイかスマホに目を落としてる。 まあ私もアンドロイド欲しいなとか思ってるし。 たしかに電子書籍も魅力的。 だけど紙の本の手触りは、やっぱり特別だ。 で、日曜の午後の京浜東北線、大船行き。 すこし混んだ車内に、彼はいた。 ドア近くに立つ、休日のサラリーマンて風情の男性。 オリーブグリーンのモッズコート、コーデュロイのパンツ、 無造作なのか寝癖なのか微妙な髪、鼈甲縁の眼鏡。 手には文庫本。 あの蔦のからまる表紙、昔の岩波ぽい。 カバーがなくて帯だけ巻かれてたタイプの。 できるだけさりげなく、背後から近くに寄って、 フードのファーのふさふさの隙間から横目でのぞきこむ。 大きな手にすっぽり収まっている文庫本。 特定できるかな。 あれ? これ、目次だよね。 まるでメニューみたい。喫茶店の。 ミックスジュース (関西方面かも) アーモンドオーレ (いいね、飲みたくなった) コーヒー<あったか~い> (へ、自販機?) ロイヤルミルクティ (これも美味しそう) バタートースト (おなかへった) チョコレートバナナパフェ (デザートもなくちゃ) ブレンドコーヒー (直球だな) メイドのお絵描きオムライス (ええ?アキバ系?) Today's Special (んん、日替わり?) 彼は、ぱらぱら頁をめくる。 中表紙が何枚かある。アンソロジーらしい。 そうか、メニューは題だったんだ。 その下に作者名。 はじめて見る名前ばかりだな。 姓と名がそろっている人もいるし、 ニックネームなのかハンドルネームなのか カタカナだけ、ひらがなだけの人もいる。 なんか、ふしぎ。 彼に気づかれないよう、息をつめて更にスパイする。 読みきりらしい小説にエッセイ、ルポっぽいのも。 一行の台詞のような、詩のようなものが並んだ頁もある。 これってなんだっけ、57577の…… たしか、短歌? ところどころ挿絵がはさまれている。 かわいかったりかっこよかったり、 雰囲気が違うけれど、同じイラストレーターの絵らしい。 きっと表紙もこの人のデザインだ。 あ、蔦のあいまに喫茶道具! 私はドアガラスに映る表紙に もういちど目をこらす。 岩波、じゃない。 最後のほうにはちゃんと 「読書子に寄す」にそっくりな頁もあるのに…… ……王国文庫? そして、活字ではなく手書きのタイトルを、 鏡文字で確認する。 京浜東北はなめらかに進む。 彼は頁をゆっくりめくりながら 笑いをこらえるように肩をゆらしたり ちょっと鼻をすすったり、 眼鏡をかけなおしたりしている。 私は考える。 「お茶しませんか」 という台詞は、21世紀を10年も過ぎた今でも 有効なんだろうか。 車両はすこしずつ、スピードをおとしていく。 カフェでもコーヒースタンドでも ましてファミレスのドリンクバーでもなく 喫茶店で、一緒にお茶を。 一緒に、その本を。 彼がもたれていたドアがひらく。 ふと振り向いた彼と、目があう。 「かまたー、蒲田です」 沼尻 つた子 * 第十一回文学フリマに参加します。 開催日: 2010年12月 5日(日) 時間: 開場11:00~終了17:00(予定) 会場: 大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール アクセス: 京浜急行本線「京急蒲田駅」徒歩3分、JR京浜東北線「蒲田駅」徒歩13分 公式サイト:http://bunfree.net/ 「屋上キングダム」 (小展示ホール ウ-19) あみー 稲荷辺長太 後藤グミ 笹本奈緒 志井一 辻一郎 天国ななお 仁尾智 沼尻つた子 モーフ 百田きりん (五十音順) ![]() 第十一回文学フリマ 開催日: 2010年12月 5日(日) 時間: 開場11:00~終了17:00(予定) 会場: 大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール アクセス: 京浜急行本線「京急蒲田駅」徒歩3分、JR京浜東北線「蒲田駅」徒歩13分 公式サイト: http://bunfree.net/ 「屋上キングダム」 (小展示ホール ウ-19)
学生時代、まだまだ24時間営業のファミレスが珍しかった当時、深夜に甘いものを食べたいと思ったときは、世田谷通り沿いの馬事公苑にあるロイヤルホストに行っていました(今は24時間営業ではないらしい)。
彼女ではない友達の女の子と、理由は覚えていないけれどどこかへ出かけた帰り道、甘いものが食べたいという彼女の要望にこたえて、そのロイホに向かったのでした(ラブホではありません)。 馬事公苑のロイホの駐車場は真ん中に大きな木が生えていて、それをうまく避けながらぶつけないように車を停めなければならないのだけれども、当時はフロンテクーペという小さな軽自動車に乗っていたので全然余裕(排気量は360ccでした)。 甲高い2サイクル3気筒のエンジン音が止まると、真夜中の静寂が車の中にも戻ってくる、さっきまでかかっていたカセットテープの歌で雰囲気を盛り上げられたはずだけど、そのまま車外へ(キスはしませんできません)。 当時から、ロイヤルホストは甘いものが充実していました、中でもホットファッジサンデーは私のお気に入りでした、とても量が多いので一つ頼んで二人で食べました(あとはアメリカンコーヒーも)。 ロングスプーンで上の生クリームとチョコレートアイスと同時にすくって口へと運ぶ彼女の嬉しそうな顔を見ていました、ぺろっとスプーンをなめてそのまま僕に渡して、サンデーも僕の方に押しやる(交代と言われた)。 彼女のなめたスプーンに違和感が無かったのは、この状況がまんざらではないと思っていたからだと思います、すくう場所を変えて僕はバナナも一緒に食べようとしました(間接キスだ)。 すると、ずるーい、と言いながら僕のスプーンの手を取って彼女は自分の方に引き寄せた、その瞬間スプーンからバナナが落ちる、僕は左手でそれを受け止めました(手はきれいだよ)。 あー、といいながら彼女は僕の手のひらの上のバナナを口で舐め取った(あー、は僕の方だ)。 そのあとはもうお互いに、あーんとかしながら笑いながら食べ合ったのでした(会計のときお財布がほとんど空で彼女にお金を出してもらった)。 本当だったらそのまま、ほんとのラブホにいけるかもといういきおいだったけれど、お互い明日は朝から授業だったし、何よりお金がなかったのが致命的でそのまま彼女を家まで送ることにしました(家から少し離れたところでエンジンを切りました)。 また会う約束をしてさよならを言う(間接じゃないこんどは直接キスをした)。 バイバイ、またねー(とても甘い味がした)。 ---------- 「第十一回文学フリマ」 に参加します。 日程:2010年12月 5日(日) 会場:大田区産業プラザPiO 大展示ホール・小展示ホール 開催時間:11:00~17:00 http://bunfree.net/ 屋上キングダムブースは、小展示ホール ウ-19。
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